汚い言葉

傷つける言葉

嫌みな言葉

明らかに相手に不快感を

与える言葉って有ると思うけど

基本的には

ポジティブで

労っていて

幸せになるための「言葉」も

時には相手をイラつかせる事って

あったりしますよね

例えば

めちゃくちゃ努力してても

結果が出なかった時に言われる

「頑張って」

の言葉に

言われなくても頑張ってるよっ

みたいな…

ひと宮の実母には口癖がって

(はる宮さんと呼びましょう）

逢う度、会話の端々で必ず

「人生最高！！！」

と、ぶっこんできます

正直はる宮さんの口から聞く

この言葉に毎回

イラッとしていました

娘のひと宮から見て

はる宮さんは

かなりの慎重派で(左左脳タイプ）

自分のためより

他人のために時間もお金も使うような人

苦労があっても

基本的に夫(ひと宮の父）以外に

弱音を吐いたり

暴言はいたり

苛立ったりしない人

正直ひと宮には理解できない

思考を持ってる人

なにより

日頃のはる宮さんの行動を見ていると

絶対ひと宮には真似できない…

ひと宮は平気で

「出張だからお願い～」

「コンサート行くから頼む～」

と孫を預け

「呑んだから迎えに来て～」

と一時間以上かかるところまで

迎えにこさせることも多々

それでも「えー？またー？」

と、言われた事は一度も無い

(ひと宮は娘に頼まれても迎えに行かない）

父親(まさ宮さんと呼ぼう）は

思い込みが激しく

我が道を行く人なので

正直相手をするのは疲れる

この間も息子(ひと宮の弟）の

新車を「大丈夫大丈夫～任せて～」

と弄って案の定バキッとフレームを壊し

息子を泣かせていた

それをフォローするのは、はる宮さん

両親(ひと宮の祖父母）の介護も重なり

週のほとんどは両親の家に

泊りこみ、そこから仕事に向かう

孫の相手も怠らず

正直

24時間、365日全てを

他人のために使って生活しているような人

そんな人が言う

「人生最高！」の言葉に

本気で毎回イラッとする

はる宮さんの生活を

自分に置き替えたら

間違いなくストレスと過労で

心が病んでしまっていると思うから

そんな自己犠牲の上で

更に自分に自己暗示をかけるような

「人生最高」の言葉に

本当に「最高な人生を送れているの？」

と思わずにはいられない

だからはる宮さんの口からでる

その言葉がひと宮は大嫌い

でも、

そんなはる宮さんに育てられたから

ひと宮は間違いなく

どんな事もポジティブに変換できる術

が、卓越されたんだと思う

「人生最高」の言葉が出る前は

大体お互いの近況報告中

だったりするんだけど

話の内容は

良い事ばかりじゃない事も多く

両親の介護ひとつとっても

決して楽しい話ではないけれど

それでも話のオチは毎回

「このタイミングで良かった」

とか

「こうなったから新しい○○な考えが湧いた」

のような

辛いととれる現状を

ポジティブに変換して話しが終わる

メンタルオーガナイズで言うところの

[見方を変える（オセロ）]

のがとても上手い

今の状況に嘆くのでは無く

この状況を

「ありがたい」と思える見方に

変えられた時

はる宮さんは必ず

「人生最高???」って雄叫びあげる

きっとそんなはる宮さんの子だから

「自分の幸せがゆくゆくは誰かの幸せに繋がる」

と思って日々過ごしているひと宮が

できあがったんだよね

よく考えたらさ

「その人生で本当に最高なの？」

って余計なお世話だよね

両親が居て

娘(ひと宮）が居て

孫が居て

感情をぶつけられる夫が居て

良い事も悪い事も辛い事もあって

その生活を選んでいるんだから

「もっと自分の為の時間を作って

もっと自由に生きなよ！！」

って思う方が厚かましかったわ

そうだ。はる宮さんって

物凄ーーく慎重派で頑固な人だった

ダメなものは絶対ダメ

そう言える人だった

ひと宮が今

一年一年、年を重ねるごとに

「今が一番幸せ」だと思えているのは

このはる宮さんのイラッとさせる

「人生最高！」の

言葉のおかげなのかもしれないね

はる宮さんがひと宮を

頼ってくる事はほとんどないから

ひと宮は

ひと宮の人生を思い切り謳歌する事が

親孝行

だと思ってこれからも生きていこ―っと

今日は

はる宮さんの誕生日

まだまだ動き回れる年齢です

ひと宮は

「もう年なんだから無理し過ぎないで」

なんて言いませんよ

[自己管理は各々で]と

言われ育ってきたのでね

はる宮さんが動きたいように

したいように

最高な人生を送ってください

お誕生日おめでとうございます