遺品整理のタイミングと片づける順番その1

先週義母の百箇日を終えました

とりあえずの一連の流れが終わり

良くも悪くも張りつめていた

お義父さんとパパの肩が

少し和らいだ…

そんな状況の我が家です

そして嫁のひと宮はといいますと

お義母さんが亡くなった時から

決めていたことがありました

それは

百箇日までにある程度の

遺品整理を終わらせること

(自宅に持ち帰った物の整理も含む)

無事に年明け前には

遺品を整理し終えました

そして

お義父さんが暮らしやすい

環境作りに努めました

お葬式が終わった次の日には

遺品整理を始めたのですが

遺品を整理するには

少し早すぎるんじゃないか?と

思われる方もいるでしょう

ひと宮も何が正解で

どのタイミングが良しなのか

本音はわかりません

生前お義母さんから

言われておりました

「私が死んだら申し訳ないけど

家の整理よろしくね」

葬儀後お義父さんに言われました

「何を見てもつらい。

早く目の前からなくしてほしい」

おそらく一過性の感情で

もう少し落ち着いてしまえば

良い記憶を思い出す材料として

ある程度の遺品は

残しておくべきだったかもしれません

ですが

嫁の立場から、娘の立場から

考えると

私達にはまだこの先があります

お義父さんにもまだまだ

元気で長生きしてもらいたいですし

お義母さんが居ない生活にも

慣れなくてはいけません

なによりぼーっと悲しんでるだけでも

年はとってしまいます

義母の病名は3年以上前から

わかっていて

余命も聞かされていました

それでも決定的な原因は

2度の骨折のせいでした

脚と肩

もともと骨も随分もろくなっていて

レントゲンでも

映らないくらいの骨でしたが

それなりに食べることができ

話ができたのが

部屋の中でこけて

動けなくなったことで

一気に状態が悪化してしまいました

こけた瞬間はそばに居なかったから

わからないけれど

ほんとに「ちょっとした」モノで

こけてしまう(支えられない)んだな

って改めて痛感しました

家の中を見渡すと

自分ならたいしたことなくても

ひょっとしたら

これがこける原因かも?

と思う箇所が沢山見えてきました

モノが多ければ多いほど

やはり危険は増えます

わかっていて

撤去しないわけにはいきません

仕事柄 片づけるには

気合いと根気と勢い

が大事なことを

ひと宮は知っていましたから

遺品整理をするなら

葬儀が終わって

まだ実感湧かず気が張っている

今しかない!

そう思いました

義父も優しい人です

一息ついて改めて

「片づけましょうか?」と

聞いていたら間違いなく

「大変やから無理せんでええよ」

と言われていたでしょう

(家主にそう言わせてしまうと

もうなにも動けなくなります)

遺品だろうが新生活だろうが

「片づける」時はとにかく

タイミングが大事

「片づけなきゃね」

そう思った時が

やっぱり

最大のタイミング時期なんです

 

嫁のひと宮がまず最初に

とりかかった場所は

洗面所でした

洗面所には一般的に

「女性が使う」ものが多くあります

化粧品関係から

洗濯用品まで

液体、固形物もろもろ

買った本人にしかわからないものが

意外に多く置いてあるのが洗面所

これからは毎日お義父さんが

洗濯物を回すわけです

おしゃれで綺麗好きだった義母は

洗濯洗剤もあらゆる種類を

駆使して使用していましたが

義父が洗濯する時にできることは

せいぜい「ポンっ」と

洗濯・柔軟ボールを

洗濯機に放り込むくらい

洗濯機の足元に置いてある

柔軟剤やら漂白剤やら

ありとあらあゆるボトルは

今の状況では

ただ洗濯をする時に

邪魔になっている物

にすぎません

洗面台の下の収納庫も

同じように

おしゃれだった義母は

化粧品から

ヘアケア用品まで

多数取り揃えておりましたが

義父が使うかと言ったら

おそらく一生使わないでしょう 笑

私が扉を開けて

中身を全部ださなかったら

そのままずっと

開かずの扉となったに違いない

そして今このタイミングなら

洗剤も化粧品もヘアケア用品も

ひと宮が引き取って

使いきることができます

これが1年後…2年後

5年後に出てきた…では

さすがの私も

消費期限の切れたものを

顔につける勇気はありません 苦笑

洗面所はオーガナイズするのに

早いに越したことがない場所

遺品を整理する

と一言で言っても

すぐに整理できそうなものと

ゆっくり想いに浸りながら

どうしていくかを考えたいものと

わけることができると思います

片づけの基本は

見える化して分けること

どんな状況下でも

片づけるということは

これから先を

よりよく生きるための手段

遺品整理も結局は同じです