先日ご縁をいただきまして
奈良にあるライクイット(株)本社を
見学させていただきました
奈良は大阪の隣だし近い近い~
と思っていたら
岐阜からはなかなか遠かった^^;
ですが収納用品を日々扱う者としては
行く価値アリ✨な貴重な体験でした

↑このロゴの前(左側)が空いているのにもちゃんと理由がありました!
「これが好き」と言っていただける生活用品の数
ライクイット…と聞いても
聞き馴染みがないかもしれませんが
ひと宮は一瞬ピンっときませんでした^^;
現物を見たら
「あれ?これもってるわ!」
「え?これもライクイットの商品だったの?」
と言うくらい
カインズなどのホームセンターでも
数多く取り揃えられていている
それがライクイット商品
→ライクイット公式通販はこちら
ライクイットのブランドコンセプトは
【 「これが好き」と言っていただける創意工夫のある生活用品 】
というだけあって
実に多様な製品を作り続けていらっしゃいました
個人的にものすごく驚いたのが
製品開発で最も要となる
自社金型が2,250面を越えている!ということ
これには相当驚きました
というのも金型って聞くと
これまた聞き馴染みがないかもしれませんが
プラスチック製品を形成するにあたり絶対に必要なモノで
簡単に言うとカタチをとるための枠のことです

集合写真をその金型の前で撮らせてもらったのですがこれがまぁ大きくてお高いんです
下世話な話ですが
ひと宮もプラスチックハンガーをプロデュースさせていただいた時に
社長と「この金型が高いんだよねぇ」と
ボトムハンガーの製造を断念したこともあるくらい
本当に高価(おそらく一般の方は想像もできないと思う金額)
一度作ったら作り直しがきかないので
失敗(売れないデザイン)は許されない
金型はその会社の資産とも言える
簡単には作れない貴重なモノ
ということをよーーーーく存じ上げておりましたので、それが2,250面を越えると聞いて驚愕しました
「これが好き」と言ってもらえるものを作り続ける
これがいかに大変なことか
なにより
ライクイットのブランドコンセプトに恥じないほど
数多のアイテムがデザイン賞を受賞しているということに並々ならぬ企業努力を感じました
"片づけ"と"樹脂"は切っても切り離せない関係
今回4時間以上かけてでも奈良の本社へ行きたい!と思ったのは
収納用品を作っている会社だから。と言うのは勿論ですが
その中でもやはり樹脂を扱っている会社だから
というのが大きな理由でした
樹脂と言うとこれまたピンとこないかもしれませんが
一般的には「プラスチック」と一括りにしている素材のこと
ライクイットでは全56種類の樹脂を扱っていると伺いました
と、いうくらい
私達が普段見ているプラ製品は実は様々な素材を使っていて
ものすごく分類することができます
リユースオーガナイザーのプロ講座やインストラクター講座では
「プラスチック素材(合成樹脂)」についても触れています
【片づける】ことを生業とするなら樹脂と向き合うことは避けては通れません
なぜなら日用品のあらゆるものが樹脂でできているのだから
片づけのプロがサポートにうかがう現場で
片づけた際にどんな現象が起こるか
それは「(少なからず)不用なモノがでる」こと
その中でも圧倒的処分に苦戦すると言っていいのが
プラ製品(合成樹脂製品)の扱い
引き出しの中の仕切りケースから
衣類を入れる大きな収納ボックスまでサイズも様々
変色した
ひびが入った
デザインの統一性が無い
などいろいろな理由で手放したことがあると思いますが
こんな風に思ったことはありませんか?
「捨てにくいな!!!!」
安くて軽いのが
プラ製品の最大のメリットでもあるけど
ひび割れしやすい
なのに
いざ処分しようとするとかさばる!折れない!
ヒビが入っていたり変色していたら売ることも差しあげる事もできない(リユースできない)
そしてまだまだ
プラスチックだけの回収を行っている自治体が少ない
長々語りましたが
簡潔に言うと
捨てる(可燃物)しか(ほぼ)方法がない
というのが現状なんですよね
使い捨ての典型素材
常々口にしていることですが
【片づけを通して快適な暮らしを送っていただきたい】
その想いは今も昔も変わりませんが
この部屋が整うのであれば
不要なものはじゃんじゃん捨ててもいいのか?
世の中が燃えるゴミとして「モノ」を処分し続けたら
それはリセットとなるのだろうか?
地球規模で考えた時
「捨ててスッキリさせる」
という今のサポートのしかたが
数十年先も見据えた快適な暮らしに繋がっていると言えるかどうか?
とは言え
この先、この仕事を続けたとしても辞めたとしても
便利な樹脂製品との付き合いは切れないわけで…
そんな時に今回のお話
実際に樹脂製品を製造している側は
どんな考えなのかを直接うかがえる良い機会だ!
(何様強気発言、大変モウシワケゴザイマセン^^;)
ということで
参加させてもらった次第でございます
「その時代に合わせた重要な素材と向き合ってきたから今がある」
奈良本社の4棟の工場の中を見学させてもらった後
社長自ら質疑応答の時間を設けていただきましたが
ここで心に刺さるお話が聴けました
前述の通り今の時代にプラスチックを使い続けるということ。についての質問に対し
まず
「先代から引き継いできたことのひとつとして、
その時代に合わせた重要な素材と向き合ってきたから今がある」
ライクイットは創業当初、セルロイドを使用していたそうです
ただ、セルロイドは過熱性が高く燃えやすいため
工場内火災が多発したことにより
その後プラスチック製品へと移行していったそうです
その時その時の
その時代に合わせた素材と真剣に向き合ってきた
なるほど~
ものすごく心に刺さった言葉でした
モノづくりをする人達が素材と向き合ってきたから
今快適な生活が送れているわけですよね
プラスチックに移行した当時は
今以上に職人も消費者もこの素材に衝撃を受けたことでしょう
そして時代は流れ、今もなお
プラスチックは生活に欠かせない素材ではありますが
環境汚染という問題が浮き彫りなった今
じゃぁこの先はどうするか
ライクイットは
ちゃんと今の(これからの)素材と向き合っておられました
夢の素材開発を研究し続けている

本社の展示ルームで目に付いたのがこちらの製品↑
ダークカラー、くすみカラー、ワントーン
単純に流行りだけで言ったら
【水色】の商品は今っぽくない(と言うのが本音)
でも、、、
この素材が
遠く離れた海外から漂流してきたプラ容器を回収して再利用していると知ると
途端に気になる存在になります
今や海に流れているプラスチック(海洋プラスチック)は
1億5000万トンとも言われているなかで
今までと変わらず使い捨てを続け
回収されることなく海に溜まっていく未来と
たとえ微々たる量だとしても
「回収して再利用できるよう努力をしている会社がある」という未来では
雲泥の差だと思うんですよね

今は世界がSDGsを掲げていますから
ライクイットに限らず…とは思いますが
製造元は日々「今の時代に合わせて素材と向き合っている」
ならば?
収納用品をご提案する片づけのプロは?
素材と向き合っている会社と向き合い
まずは消費者代表として
私自身が手に取るモノを見極めていく力をつけて
責任をもって発信していかなければ
改めて心の底から考えさせられた1日となりました
「使わない」ではない。長く愛せるモノと向き合っていく
ライクイットでは現在
リサイクルプラスチック(先程の海洋プラスチックの再利用)や
生分解性プラスチック(微生物の働きによって水と二酸化炭素に分解される性質)や
セルロースナノファイバー(木材などの植物繊維をナノレベルまで微細化した)次世代素材など
さまざまな環境に優しい素材の開発をしています
私自身もプラスチック製品を使いつづけることに
モヤモヤは残る反面
現状も沢山活用していますし
今後も間違いなく愛用できるプラスチック製品を探し求めていく。と思うからこそ
「使わない生活」を掲げるのではく
「長く愛し続けられるモノ」を見極めご提案できる
そんなライフオーガナイザーでいたいと思いました
110円で収納用品が買える時代です
ライクイットの商品はそんな時代の中では
安い部類には入りません
100均でとりあえず買った
揃っていない、使いにくい、好みじゃない
チリも積もればライクイット商品が買えたじゃん
的なことになってからでは
お客様も、製造会社も、地球環境的にも悲しい
そうならないよう
収納用品と向き合っていきたいですね
我が家のライクイット商品 気になるライクイット商品
我が家はそもそもクライアント様から引き取った収納用品や
(使い勝手の検証をするため、いろいろなプラ収納を入れ替わり立ち替わり使用しています)
リユースで手に入れた家財がほとんどなので
(つまりどこのメーカーとか商品名とかわからない)
あまり新品の商品に詳しくないのですが
そんな我が家にもライクイット商品があるのか!?探してみました
ありました!めちゃくちゃ愛用しているものが!

なかなか売っていなくて
いつも見つけたら即買いするくらい
10年近く愛用している仕切り板
サッ取り仕切り板と言う名前だったこと
今初めて知りましたが(苦笑)
収納の見直しをするたびに
家中あちこち移動させながら使っています
例えば文房具収納で↓

テープ系って使っていくとサイズ感変わるじゃないですか
ケースの中にさらに箱型のケースを入れて仕切ると
新品のガムテープが収まらないとか
残り少なくなるとゴロゴロ動いて収まりが悪いってなるんですよね
そこで大活躍なのが、この仕切り板

ちょっと仕切りたい
転がらないようにガードしたい
この仕切り板一枚でマジでストレス緩和!
これがあるのと無いのとでは全然ストレス指数が違う!!
衣類ケースの中でも大活躍です

右左脳あるあるかはわかりませんが
カテゴリ別に分けたい派
でもケースでがっつり仕切るには
サイズがバラバラ、量がバラバラで納まりが悪い
そんな時には!はい‼‼奥様!!
このサッ取り仕切り板の出番です~♡
アイテムごとに軽く仕切れる
これが最大のポイントかも
1センチ間隔でカットして短くすることもできますし
ジョイント部分を重ねてはめ込むことで長さを出すことも可能
引き出しにピッタリ仕切ることもできるというのが
この仕切り板の素晴らしい所!!
本当に入れたい衣類や文房具などを邪魔することなく
しっかり仕分けてくれる
この手の商品を、過去いろいろ試してきましたが
これに勝る品は出会っていません
そうか。ライクイットの商品だったのかぁ(笑)
きっちり小分けしたい左左脳のクライアント様には
あまりご提案することがないですが
仕切りに悩んでいたらとりあえずこれは押さえとけ!と言うくらいには愛用しております
そして何が凄いって
ずっと使っていても全く劣化なく使い続けられているところ
この先も無くてはこまる逸品です
そして、今回奈良工場を見学して気になった商品はこちら

ハードボックス
撮影した画像のお色は海外展開用らしいですが
日本ではカインズで売っているそうです
カインズ(CAINZ) 整理しやすいハードボックス Skitto 浅型 ホワイト
↑多分コレ。まだ現物を確認しにカインズに行けていないので違っていたらすみません
ハードな収納ケースなんて
正直本当にいろいろあるじゃないですか
そんな中で、なぜこのハードケースが気になったか
それはここ↓

持ち手?取っ手?の部分

画像では分かりにくいのですが
注目ポイントは2点
まずはこのケースの蓋の開け方!
これ文章で説明しにくいなぁ~
是非カインズに行って試していただきたいなぁ
最初は開け方わからないと思うので(笑)
でもわかると物凄い感動する!
密閉感といいますか、安定感といいますか
この特徴的な蓋の開閉を作り出しているのが
注目ポイント2の取っ手の素材パーツ‼
自宅の収納ボックスを思い出していただきたいのですが
収納ケースと蓋を閉じるときのパーツって分かれていませんか?
Googleさんでハードボックスと検索して出てきた画像↓

これだけみてもほとんどが蓋をひっかける取っ手部分のパーツが違うのがわかります
画像が小さいのでわかりやすいのだけ赤丸つけています

単純にパーツが違うということは
作業工程が増えるというデメリットが考えられますが
それでも分かれているのは形成する段階で
どうしても開閉する動作がある部分をワンパーツで作り込めないからだと考察でき
(素人目線なので適当な考察ですがw)
これが、結果的に
「持ち手がすぐ壊れる(はずれる)問題」
「取っ手から劣化する問題」があったりなかったり(いや実際ある)
で、強度や耐久性なんかをもたせようと素材をワイヤー的なモノに変えると
完全異素材が入るのでますますリサイクルしにくくなる
そんななかで
このライクイットのハードケースは!ですよ
まず取っ手部分のパーツがわかれていない!
ケースと蓋の2個の金型でできている
と、言うことは⁉
素材がすべて同じ
ということは?
もしかしたら
今はまだ不可能な状態かもしれないけれど
将来的に
リサイクル(素材に戻しやすい)しやすいのではないか?
とひと宮は素人ながらに思っているのです
頑丈×使いやすい
これはもう企業努力で今どきコスパに全振りしている収納用品でないかぎり
クオリティーの高いものって出回っているじゃないですか
で、問題はここから
お金を払って手に入れた消費者が
ずっと生涯大事に使えばゴミも抑えられるかもしれないけれど
環境が変わったり、生活スタイルが変われば
いらない時はいらない(笑)
それが収納用品ってものじゃないですか
そんな時にですよ?
このハードなケース
名前の通りきっとちょっとやそっとじゃ壊れない
そんなケースをですよ?
あなたならどう処分しますか?ってハナシですよ
大きいゴミ袋にも入らな―い
イラっ
分解してまでリサイクル?
めんどくさい―
チっ
ってなるところを
そのままリサイクルできる(しやすい)環境が整っていけば
おそらく多分この異素材パーツがついていない商品は
なによりも早くリサイクルに対応できる品になると思うんですよねぇ
(えぇえぇ素人思考の淡い期待ですけども)
要らなくなったらゴミにする
ではなくて
要らなくなったら資源に戻す
そんなペットボトルのようなサイクルが
収納ケースでも整っていったら
ものすごく前向きな気持ちでご提案できるのになぁ
と思ってみたりしている所存でございます
これはあれかな?
カインズさんに提案案件なのかな?
まぁいろいろグダグダ語りましたが
今回のライクイット本社を見学させてもらえたことで
またひとつ「やっぱり収納って夢があるな」と
希望を見いだせた1日でした!
明日も新規のクライアント様宅へヒアリングに行きます
この先ライクイット商品をおススメする機会も出てくるかもしれません
本当に良いもの
長く愛せるモノ
そして今の時代に合った素材のもの
しっかり見極めていきたいと思います
ご一緒してくださった
日本ライフオーガナイザー協会髙原代表
ライフオーガナイザーの皆さん
そしてとても丁寧に案内してくださった
ライクイットの社員の皆様、社長
お世話になりました
ありがとうございました!
