親の荷物を生前中に整理できる流れにもっていきたい

「実家の押入れ事情」は ご存知でしょうか?

「親が捨てられない人で困っている」 「親が死んだ後の遺品整理を考えると恐ろしい…」

この手の相談も最近増えてきました そうか ひと宮もそんな悩みが 似合う?年齢になってきたのですね

とてもデリケートな問題だと思います

両親はともかく義両親に 「使ってないんだから捨てましょうよ」とは 言いにくいですよね

ご存命の方に 「あなたが亡くなった後の遺品整理は 大変そうだから元気なうちに 生前整理してくださいね!」と 言えるくらいの関係ならきっと悩みません^^;

他人様のモノをとやかく言う権利は 無いっちゃー無いので… そのまま見てみぬふり… そんな状況の方も多いかと思います

それでもいずれやってきます 何とかしないといけない日が…

とりあえず遺産でも貰って? 解決させます?

お金に余裕がある人はいいでしょう お金が解決してくれる (かもしれません)

市のゴミ袋が有料化されて早何年?

ゴミを捨てるのもお金がかかる時代です 家中の荷物を整理することがどれだけ大変か

特に遺品整理は 普通の「ごみ捨て」とは違う悩みに直面します

故人への想い モノ自体の価値の有無

自分のモノなら究極 「いる・いらない」の二択で解決できることも

他人のモノは 生前使っていた人との思い出だったり 無駄に価値のあるモノがでてきたら 誰がそれを引き取るのか引き取らないのか 逆に誰がこの「不要なもの」を 支払って整理するのか

とにかく「残されたモノ」が原因で モメたり悩んだりする事はよくあります

そもそもモノを残して死んでいく側も 我が子を、孫を 困らせてやろうと思って放置し 亡くなっていくわけじゃないですよね^^;

残された側も 深い悲しみの中 「なんで自分のものも 処分しないで死んでいったんだよ」って イライラしたいわけでもないですよね?

「残されたモノ達」に 悩み苛立ち、頭を抱えることは そもそも誰も望んでいないことです

と、前置きをした上で

では、生きているうちに 私達は何ができるだろう?と 言う話になってくると思うんですね

「言っても無駄」 「話が通じない」

クライアント様とヒアリングをしていると ↑こんな言葉をよく聞きます

旦那は言ってもきかない 義父は頭が硬いから言うだけ無駄…

でも例えば相手が死んじゃったら

「聞きたくても聞けない」のです それこそほんとに 「言っても無駄」状態

生きてるからこそできること 生きているうちにできること あると思います

生きているうちにいっぱい考えて トライしてみる価値のあること あると思います

子育てあるあるの中で

「こんなガラクタもういらないでしょ? 捨てていい?」

「ダメーーーーー全部いる!! 捨てちゃだめー!!!!」

って、子供が使ってないおもちゃや ノートの切れ端のゴミみたいなものも 捨てたがらず 困っていますっていう経験をされたママも いるのではないでしょうか?

これは 子供だけの事じゃないんですよね 大人になっても同じ

大事なもの、自分にとって価値があるものは 人それぞれ違っていて それを手元に置いておいきたいという 願望は いつでもいくつになってもありますよね

10代後半から50年間くらいは 自分で管理できるから 気にならないんです

自分で管理とは 自分で出し入れできて 要不要を判断でき それを使用できることです

年を重ねるごとに

いつかやりたい いつか使うから

体力的な問題だったり 時間やお金の優先順位だったり 理由はそれぞれですが

年をとればとるほど 後回しにしておいて 実際に行動に移すまでの時間が長くなるのは 統計でもでています

人は誰でも 「自分にとって大切なもの」を 選んで手元に置いておきたいという 願望は持っていて

自分にとって 本当に取っておくか必要があるかどうかを 見極めるのに時間がかかると 後回しにしがちになり

そんな「いつか」が積もると やがて めんどくさいに変わるんですよね^^;

誰もが 「片づけたい」とは思っているけれど

誰かに責められながらやりたくない でも実際問題1人では動かせない…

結局そのまま放置

最悪そのままの状態でご本人死亡

「片づけたい!」と言う気持ちは 大概皆さん持っているにもかかわらず 重い腰があがらない

ではその気持ちを引き出すには? このチャンスを掴むための第一声は??

「私が代わりに片づけてあげましょうか?」 ↑ これでもダメなんです

それは 「私が代わりに捨ててあげましょうか?」に 変換されてしまいますから

嫁という立場からすると

「一緒に片づけましょう!」も 難易度高くないですか? 私には高い!(笑)

だってそもそも頼まれてもいないのに こちらから片づけようって 発信するのは相手からしたら 余計なお世話じゃん?…って 私なら思っちゃいます

自分自身が動けるうちに 親がご存命なうちにできること

是非なにか欲しいモノがある時 一度ご両親に相談してみてください

相談の目的は おねだりや その欲しいモノを手に入れることではなく

実家の押し入れの中を 確認するきかっけをつくること

一緒に住んでいなければ尚更 勝手に引き出しを開けることが できない場所もありますでしょう

ご両親にどんなものが家の中に眠っているのか 確認してもらえるような そんな機会を沢山つくってください

すぐにモノは手放させません 生前整理で 捨てるより先にできること

それは 所有物の確認をしていくこと

何を持っているのか

そこを知ってるか知らないかで 随分気持ちの整理に差がでてきます