中学生と考えて腑に落ちた【居心地よくする】こと

ご縁をいただきまして 27年度の 美濃加茂市連合PTA母親代表も やらせていただいております

その関係で さまざまな学校を 訪問する機会にも恵まれました

美濃加茂市がある加茂地区は 「加茂地区生徒指導連携強化委員会」という

岐阜県で唯一 小・中・高が連携して 子供達を守ろうという取り組みがなされています

って書くと なんかすっごく堅苦しく感じますが^^;

私としてはPTAの当て職の中で 一番記憶に残っていて 一番「役得だったな」と感じた集まりでした

我が子が通っている小学校以外の学校を 訪問する機会なんてそう無いでしょ?

ましてや このタイミングで中学生や高校生と ディスカッションさせてもらえるなんて

ありがたいです^^ 生徒達と話をしながら

数年後の我が子が どう考えどんな生活をしているか 想像できてとても良い経験でした

また、私が思っている以上に 私が想像する 「中学生像」「高校生像」を遥かに上回る

んー…しっくりくる言葉が浮かばないんだけど

「しっかりしている」 「大人」

という乏しい表現しか でてこない自分が情けないですが 思ってた以上に愛情深かったです(笑)

なんか、勝手なイメージで (自分もそんな時代があったはずなのに)

中高生=無愛想、反抗期、無頓着

ってちょっと思っていまして^^;

でも現実は 挨拶も声かけも私の方がためらってた

挨拶しなさい!って 言う側(大人)の立場なハズなのにね

私の方が 子供達に対して無愛想だったかも(反省)

そんな生徒指導連携強化委員会ではね 毎回ひとつのテーマに沿って 生徒と教育委員会の方々と 道徳の授業中にディスカッションするのですが

先日のテーマは

だれもが居心地がよいと感じる学級」 にするにはどうしたらいいか

ほほー(・∀・)

居心地がよいとな

この言葉は ライフオーガナイズのお話をする時も 頻繁にでてきます

とても興味深いです

居心地がいいって すっごく表現としては曖昧ですよね

じゃぁそもそも 「あなたにとって居心地が良い学級ってどんな状況?」

と質問してみると

「反応がある」

「コミュニケーションがとれている」

「会話のキャッチボールができている」

自分が心地よいと感じる度合いは 人それぞれですが

学級という場では 「居心地がよい」というのはどうやら

自分以外の相手との関わり方が とても重要になってくるようです (と中学生は言っていました)

居心地がよくないと感じるのは

「言っても反応がなかったり 嫌な態度をとられる」

「返事がない」

「一度仲良しグル―プに分かれてしまうと 他のグループに入っていきにくい」

では、今よりもっと居心地がよい学級にするには どうしたらいいのでしょう?

と、こんな感じで生徒たちと交流してきました

先ほども書きましたが 居心地がよいって 人それぞれ感じ方は違いますよね?

例えば自分の部屋 自分だけの時間を居心地良くさせるのは 比較的簡単かもしれません

自分が「良いじゃん!いいね!」って 思えればいいのですから(笑)

気持ちも空間も自分次第

でも、教室の中だったり 職場だったり 家の中だったり 自分以外の人と共有する場となると

途端に話は変わってきますよね?

自分がいくら居心地よくしようと努力しても 相手の対応次第では それが叶わない事もあります

他者のせいで居心地が悪くなる事もある という事は 反対に自分自身もまた 他者に対して 居心地良い対応をとる努力をする必要がある!

という事になるかと思います (自分がそこに居心地よさを求めるならね)

「じゃぁ、居心地良くするにはどうしたらいい?」

中学生の皆さんの意見で多かったのは

「話すのが得意な人もいれば苦手な人もいるので 得意な人が話しかける努力をする」

と「思いやりを持つ」でした

思いやり!

素敵な言葉ですねー(・∀・)

と、ここで時間切れ 先生がまとめてくれました

「居心地がよいと言うのは 人それぞれ感じ方が違います。 なので、お互いに この話し合いででた思いやりを持って 今以上に居心地がよい学級になるよう 意識して生活していきましょう」

さて

子供たちとの話し合いはここまででしたので ここからはメンタルオーガナイズなお話

思いやり

子供達って愛情深いですね~

良い言葉知っていますね!!

ところで

「思いやり」って具体的に何でしょう?(・∀・)

「居心地よい」

って人それぞれ捉え方 感じ方が違うって何度も書きましたが

「思いやり」は?

思いやりは自分自身の中 心の中に湧き出るもの なのかなとひと宮は思います

という事は…

思いやるだけでは 相手には伝わっていない

と!いう事になります

相手の事を思ってるだけじゃ 居心地よくはならんじゃーん!!

って話です

私、今居心地良いよー 居心地良くしたいと思ってるよ― あなたと居心地良い空間を作りたいと願っているよ―

っていう思いは

アクション(行為)でしか 他人には伝わらない

だーかーらー!!!!!

「返事をする」

「挨拶をする」

「目を見て話す」

「笑顔で反応する」

「大きく頷く」

必要があるのですね!!!!

って

30歳過ぎて やっと腑に落ちました

「挨拶しなさい」

って

なんで?

って思った事無いですか? 私だけ?苦笑

「居心地よい」から「挨拶」までの 過程が抜けていたんですね

「挨拶」する理由

「片づける」理由をわからず 言われるままにやらされてた

挨拶を交わすと

心の中がふわっと温かくなるこの感覚

この行為こそがお互いの 「思いやり」が「見える化」された証拠

居心地がよいと言われる状況なのね

自分の中で腑に落ちると

「挨拶しよう」という気になります

って事は

あとは

自分のアクション(行為)次第で いつでもどこでも

「居心地よい空間」を 作りだすきっかけが作れます

「思いやりをもちたい」

というポジティブな気持ちがあるから 行動に繋がると思うので

その温かい、優しい気持ちが絶えないように 学校の道徳の授業があるだね!!!

なーるほど!