”ひきこもり”は[環境]で作られる

岐阜県美濃加茂市在住 オーダーメイドの片づけ ライフオーガナイザーのひと宮です こんにちは^^

今日は少しだけ重くて痛烈な?ブログ(かも?)

子育て中のお母さん ゲームばかりしているわが子を見て

((+_+))

うちの子がひきこもりになったら困るわぁ

そんな風に思ったことがある方も いらっしゃるのではないでしょうか?

我が家も同じく 近頃は放っておくとずっとネトゲ…

私自身がゲームを全くしないので 余計にゲームに対しての印象がよくなく

「ゲーム(スマホ)ばかりしてると!!」

って言葉を最初につけて 頭悪くなるよ  姿勢悪くなるよ  目が悪くなるよ  睡眠不足になるよ 疲れがとれないよ などなど

つい身体に良くない話ばかりを 子供たちにしてきました

勿論長時間同じ体制で何かをし続けるのは 姿勢も目も悪くなるので良くないですし 長時間ゲームにつぎ込んで 宿題をしなかったら 授業にもついていけなくなるかもしれない

でもそれは ゲームに限らずなんにでも言えることで 趣味(遊び)と言えるものは 大概本人にとっては至福の時間でも 周りからしてみたら 無駄な時間・困ったこと に映っていたりするものですよね^^; (小言は余計なお世話だったりするのだ)

ゲーム好きでも立派な大人はいるし ゲーム好きがきっかけで ゲームクリエイターになるかもしれない

[ゲームは悪]だから 子供に注意するのかと言ったら そういうわけではない

それなのに自分の子となると 言わずにはいられないのは

目が悪くなるとか 姿勢が悪くなる以上に

将来ずっとひきこもって ゲームばかりしてる子になったらどうしよう

この思い↑が強いからじゃないでしょうか?

自分の子供が 働かず 自分の事もしない(できない)

ずっと親(自分)が 面倒見ていかないといけない そう考えると恐ろしいですよね 少なくとも私はそれが怖くて ついつい子供に説教たれていました

一言で言ってしまうと ひきこもりになってほしくない

   

ライフオーガナイザーになって 暮らしやすさを追求するようになって 自分の生きやすさを求めていくと 必然的に 「子供が自分のものは自分で 片づけられるようになってほしい」 という願いも出てくるわけで

子育てにゴールがあるとしたら 子供が自立できたときだと思ったんですね!

そう考えたとき

単純に「ゲームが好き」でも 自分の事が自分でできていれば 問題ないわけです

そのゲームをするために 自分で稼いでくるとか 体調管理するとか 何なら食事や洗濯のような家事も 自分のものは自分で管理できていたら 文句を言う必要もないわけで。

と、なると ゲームが好きなことや ゲームをすること自体が問題なのではなく

自分の事をなにもしない状態になることが 問題なんだと思うんです

で、ここからが 親として考えていきたいところなのですが

【自分の事をなにもしない子供】 これは果たして子供だけの責任になるのか? ということ (ゲームをしすぎた)子供の責任だとしたら 親が対処できることはないのだろうか?

私はこの8年間 さまざまなお宅を拝見してきました

その中には「ひきこもりのお子さんがいる」 ご家庭も正直ありました

ただひきこもりと一言で言っても 大きく2パターンあって

1)親子ニコニコパターン と 2)家族ギスギスパターン

1)のパターンの場合 学校行ってないとか 就職してないとか 何かしらの理由があって 「家から出ていない」という面での ひきこもりではあるけれど 家事は手伝うとか 親子で一緒にご飯を食べるとか 家族内のコミュニケーションはあって 自分の人生の選択の一つとして 今の環境を選んでいるパターン

2)のパターンは 「原因」が不明な部分が多く コミュニケーションがとにかく乏しい お互い「何を考えているかわからない」 少し会話したと思ったらすぐに喧嘩 「誰のせいでこうなってしまったのか」 「○○のせいで」と他者を責めて 家族全員が望んでいない環境になっているパターン

1)と2)の決定的な違いは 家族がその状態を前向きな選択として 受け入れているか否かですが

お宅にお邪魔すると さらに目に見えてわかりやすい差があります

それは 「ひきこもりさん」のお部屋の環境の違い

わかりやすいところでいうと 2)の部屋は カーテンを締め切っている 空気の入れ替えをしていない (窓を開けていない)

もうね。ほぼ!! ほぼどのお宅もそうです!!

 

カーテンを開ける癖をつけてください

窓を数センチ数分でいいので開けてください

それだけで引きこもりになる確率が ぐんっと下がります!!

「たまに開けたりもするけど…」

いえ、たまにではなく

基本は日課として毎日開けてください

   

お部屋の環境は親が変えてあげられます でも 年月が経ってひきこもり歴が長くなり 年齢も上がると 親が唯一すぐにできる カーテンを開けることすら ままならなくなります

正直にはっきり言います 時間が経てばたつほど モノ(ゴミ)が増えて カーテンが開けられなくなります 足の踏み場がなくなります 部屋に入れなくなります

成長すればするほど 部屋に入ることを拒否してきます

本人から異臭がしますので 部屋に入りたくなくなります なので、窓どころか 廊下に続く扉さえ開けたくなくなります

どんどんひきこもれる環境が 整っていきます

ひきこもりのきっかけは ゲームかもしれません いじめかもしれません

でも、ひきこもりが継続される 原因は環境によるものが大きいです

そしてその引き金は 本当にたいしたことない状況からスタートします

   

我が家のテレビゲーム機は ゲーム漬けになるのも困るしと 二階の奥の部屋にセットしていました

クリスマスプレゼントで ゲームソフトが手に入ってから 次女はよく二階の奥の部屋に行くようになりました

最初は決められた時間を守っていたけど

正直 二階の部屋に籠ってくれていると 部屋は散らからないし 「お腹すいた」攻撃もないし 私にとって都合がよかった

なのでだんだん私自身も 自分の都合を優先して 好きなようにさせていました

でも数か月経って この状況を見てハッとしました

カーテンを閉めて テレビ画面の目の前で お菓子とペットボトルの空が置かれ ブランケットにまるまって^^; 部屋を閉め切りオンラインゲーム

(端っこでポツンと^^;)

カーテンを閉めたのは 「眩しかったから」 いつも開いてる扉が閉まってたのは 「寒かったから」

きっかけはそんな些細な事

それでもこれが だんだん「動くのめんどくさいから」と お菓子とジュースを大量に持ち込むようになり ゴミ箱からゴミがあふれ 「声をかけられなかったから」という 無茶苦茶な理由で永遠ゲームを続ける

そう!これこそが ひきこもり初期症状!!

すぐにテレビの位置を替えました クリスマスにゲームを与えたのは サンタ…ではなく私たち親ですから ゲームを取り上げるのは違うと思う

でも、ゲームをする場所・環境は 今ならすんなり変えられる (そもそもこの場所だって私が決めたんだしね)

ちなみに我が家は… 一階リビングのテレビを壁から離し 裏にゲーム用のテレビを置きました

皆が集う同じ部屋の中で コミュニケーションが取れる環境で ここなら使ったコップも戻せます ゴミも溜まっていきません (部屋の広さの関係で画面からは近いけど^^;)

ひきこもりは 環境を変えることで阻止できます

我が家のこのやり方が 100%ひきこもりにならないかは わからないけれど

これだけは言える

過保護過ぎても子供の自立心は芽生えないが

子供を信じて手を出さないことと 自分(親)が子供を信じれる環境に 整えていくことは別物だということ

親の理想通りに育って欲しいのではなく 子供が自分の意志で 生きがいを見つけ出せるように育ってもらうために 親ができることは

子供の自立を促す環境を考え続けて 提案していくこと